インプラント

2017年4月 CT導入に伴い、全ての術前検査を当院で行えるようになりました。

インプラントは、歯を失ってしまったところの骨に、人工歯根を植えることにより歯を作り出す最新の治療法です。インプラントを入れると、歯があるときの状態に限りなく近い感覚で食べ物を食べる事ができ、審美性も元通りになります。他の治療法と違い、隣の歯に余計な負担をかけません。

当院にてCT等各種検査の後にインプラント埋入手術を行います。その後インプラントを支える骨が成熟するのを数か月待ってから、上部構造と呼ばれる かぶせ物をセットすることにより、元の歯とほぼ同じように噛むことができ、審美的にも回復させます。

1本欠損の場合

両側の歯を削ったり負担をかけたりせずにきれいな歯を作ってしっかり噛めるようにします。

複数本欠損の場合

 

3本以上の欠損では、実際の欠損歯数よりも少ない本数のインプラントを埋入し、つながったかぶせ物を作ることもできます。費用も抑えることができます。

歯が残っていない場合

インプラントフルブリッジ

複数本埋入手術を行った後、上部構造をつなげて作るやり方です。インプラントは負担できる能力が大きいので、必要な歯の数に対して少ない本数の埋入で済ませることができます。

インプラントオーバーデンチャー

あごの骨にインプラントを埋入することで、入れ歯にかかる力を主にインプラントのところで負担させる方法です。詳しくはこちら→

インプラントはどのような手術か?

まず外科手術でフィクスチャーと呼ばれる人工歯根を埋入します。このときCTなどを用いて綿密な治療計画を立てるため、安全に狙った位置へ埋入することができます。

数ヶ月の後、上部構造と呼ばれるかぶせ物をセットすることにより、元の歯とほぼ同じように噛む事ができ、見た目も回復させます。

手術の痛み・腫れは?

痛みや腫れは全く無いわけではありませんが、ほとんどの症例では薬が効くためにあまり気になりません。
痛みや腫れのピークは1~2日後で、抜糸をする1週間~10日後には治ります。運動やアルコール摂取は2~3日後から可能です。

手術後の食事は?

手術後数日は若干の接触痛があり、反対側で噛んで頂きますが、
その後は特に制限はありません。

手術時間や治療期間は?

インプラント手術自体の所要時間は、症例によりまちまちですが1本あたり30分が目安です。

インプラント手術から上部構造装着までは5~6ヶ月かかります。来院ペースは手術前後に数回、上部構造製作時期に数回、その間は消毒および経過観察のため月1回となります。

手術に至るまでに数ヶ月かかる場合もあります。

期間については歯科医院により考えが異なります。当院では、急ぎすぎて失敗するケースを避け、長期間使っていただけるように、余裕をもって長めに設定しております。

費用は?

インプラントの料金はCT、手術、上部構造(かぶせ物)により決まります。             
CT(3DX)撮影+分析(同部位1~3本程度)  ¥15,000

1本につき
手術料金+上部構造メタルボンド    ¥400,000~
手術料金+上部構造e.max      ¥350,000~

なお、お支払いは、手術時に\215,000、上部構造装着時に残額となっております。
その他追加手術が必要な方は原則として手術時に合わせてお支払い頂きます。追加手術代金は症例よって異なるため、CT分析後の術前説明時にお知らせします。

義歯(入れ歯)、ブリッジとインプラントの比較

義歯(入れ歯)

残ったいくつかの歯にバネをかけて動かないようにして、人工歯を使って噛めるようにします。 

メリットは、痛みやトラブルがあればはずせること、残った歯の歯磨きが楽なこと、保険適用可能なこと、来院数回の短期間な治療であることです。
デメリットは、食べたらはずして洗わないといけないところ、口を開けたときにバネが見える場合があること、主に粘膜で食べ物をかむため、かむ力を充分に伝えづらいことです。


義歯(入れ歯)について→

ブリッジ

無くなったところの両隣の歯をひと回り小さく削り、無くなった歯のところを含めて複数のかぶせ物をつなげてつくる方法です。


メリットは、元の歯と同じ感覚で食べられることと、保険適用可能なこと(奥歯の場合は銀歯になります)、来院数回が少なくて済む治療であることです。
デメリットは、歯を削る量が大きく、またその歯の力の負担が大きくなること、つなげてつくるために挟まった食べ物を掃除するのが困難なこと、どれかが悪くなったら全てはずさなければならないことです。

また、もし無くなった歯が、残っている一番後ろの歯だった場合は構造上できません。

審美ブリッジについて→

インプラント

メリットは他の歯を削ったり負担をかけたりしなくて済むこと、無くなった歯と同じようにしっかり噛めることです。
デメリットは、手術を伴うため、全身のご病気の具合によっては適応でなくなること、数ヶ月の時間がかかること、保険適応でないことです。

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注意事項

次の方は手術を受けられない場合があります。

 高血圧
 糖尿病
 がん治療後2年以内
 骨粗しょう症の薬を飲んでいる方